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丸ごと使いきりレシピ〜筍編〜
今が旬の筍(たけのこ)
筍は日本の春の訪れを告げてくれる代表的な春野菜。でもなかなか面倒くさくて手が出ませんよね…。せっかく今が旬(4月~5月)の筍ですから是非ご賞味いただきたいです。
一度だけでも今週末の日曜日にトライしてみてはいかがですか?
美味しいお料理がたくさんできますよ♫
栄養価も、ビタミンC、カリウム、食物繊維、アスパラ銀酸、グルタミン酸と栄養満点です。
買ってきたらすぐに下ごしらえ
買って来たらさっさと下ごしらえしちゃいましょう。
なぜなら時間が経つと固くなり、えぐみが出てきます。
下ごしらえ方法
1.皮ごとたわしで洗い、1枚目の皮を剥きます。
2.包丁で縦に切り込みを入れます。
3.大きな鍋に筍がしっかり浸かるくらい入れ、(米ぬか1/2カップ、米のとぎ汁でもOK)
40分から60分茹でます。
4.竹串がすっと通ったら出来上がり。
一晩そのままおいておくとアクがしっかり抜けます。
次の日、水を捨てて、切り目から皮を剥きます。
旬の筍レシピ3種
① 筍の土佐煮
先端は柔らかいので天ぷらや和え物に適しています。
1.鍋にめんつゆ、50㏄、三倍に希釈、砂糖大さじ1を加えて沸騰させます。
2.そこに茹でた筍を入れ、5分煮ます。
3.仕上がりに鰹節をお好みで加えて、土佐煮の出来上がり。
お弁当のおかずにも最適です。冷蔵庫で1週間ぐらい持ちます。
② 筍ごはん
1. 油揚げ1枚、だし汁1カップ、酒、みりん各大さじ2、醤油小さじ2で筍を煮ます。
2. 3〜4センチくらいに短冊切りして、油揚げは熱湯で湯通しして3mm幅に切ります。
3. 15分ぐらい煮たあと、汁をカップに移します。
4. 米2合を洗い、炊飯器に煮汁とだし汁で2合の目盛に合わせます。
5. 塩を少々加えて筍を乗せ、普通に炊き上げます。
6. 炊き上がったら盛り付けます。飾りに木の芽を乗せる。
おにぎりにしてもおいしいし、お弁当に入れてもおいしい。余ったら冷凍して保存できます。
③ 天ぷら
先端は是非天ぷらにしてみてください。塩でいただくと筍本来の美味しさがよりわかります!
保存方法
茹でた筍は、水につけて冷蔵庫へ入れて下さい。
水を1日に1回取り替えると持ちがよくなります。
知ってた方がいいお料理まめ知識…「下茹で」
「下茹で」の目的は、1.アクをとること、2.臭みをとること、3.柔らかくすることです。アクのあるものは春の食材には多いです。でもアクはデトックス作用があるので体には大変魅力的です。でも、小さい子どもはえぐみや苦味があると食べません。ちょっと下茹でしてあげるだけで全然変わります。70度くらいのお湯で茹でることが、最も効果的で、水にアクが溶け出しやすくなります。
「根菜」を柔らかくしたい場合、下茹でをするには「水」から入れて下さい。
お肉やお魚も70度です。お肉は下茹ですると臭みが取れる+脂も落ちて、とてもヘルシーですよ。是非覚えておいてください。
(筆:櫻井友子)